Jリーグはやばい? つまらないと言われてしまう理由

J League

Jリーグは発足してから何十年も経っているアジアでも最高峰のリーグの一つと言われています。しかしながら、日本人サッカーファンの中にはあまりJリーグを評価していない方も多くいるのが実態です。その理由はなぜなのか?を記事にしています。

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Jリーグとは?どんなリーグなの?

Jリーグは日本のプロサッカーリーグになります。Jリーグは1993年に発足しましたが1998年までは1部のみのJリーグとして構成されていました。しかし2部制が導入されたことにより1999年からはJ2が創設、さらに2014年にはJ3が発足しました。つまりいまのJリーグは3部制度になっています。Jリーグはシーズンの開催期間を2月頃開幕・12月頃閉幕の春秋シーズンを採用。それぞれのリーグにおいては特徴も制度全く違いますので説明をしていきます。

J1リーグ

J1は日本のプロサッカーリーグの頂点に当たります。試合方式は18チームによる年間で総当たり制度の戦いを行い、延長戦は行わず、各試合ごとに勝ち3点、引き分け1点、負け0点の勝ち点で順位を決定します。最終的に勝ち点の多いクラブが優勝。同点の場合、得失点差・総得点・直接対決成績・反則ポイント・抽選の順で順位を決めます。降格制度があり、通常下位2チームがJ2上位チームと入れ替わりになります。J1リーグはDAZNを配信しているサービスで観戦が可能です。

J2リーグ

J2リーグは22クラブで総当たり戦を行い順位を決めます。勝ち点は3点、引き分けは双方に1点、負けた場合は0点。最終的に勝ち点の多いチームが優勝。同点の場合、得失点差・総得点・直接対決成績・反則ポイント・決定戦の順で決めます。原則として、上位チームがJ2に昇格し、残る1チームについては昇格プレーオフを行って昇格をします。また降格制度もあり、下位2チームがJ3に自動降格をしていくという制度になります。

J3リーグ

J3リーグは20クラブで総当たり戦を行い順位を決めます。勝ち点は3点、引き分けは双方に1点、負けた場合は0点。最終的に勝ち点の多いチームが優勝。同点の場合、得失点差・総得点・直接対決成績・反則ポイント・決定戦の順で決めます。原則として、上位チームがJ2に昇格します。

JFL

JFLと言うリーグもあります。これはアマチュアクラブで構成されているリーグです。JFLからJ3に行くためにはJFL年間順位が4位以内であり、1試合平均入場者数が原則2,000人以上を超え、年間事業収入1億5,000万円以上あることが条件になります。それだけではなく債務超過をしていないことも条件になるため比較的厳しい条件となっています。

Jリーグカップとは?どんなもの?

Jリーグカップとは別名ルヴァンカップと言われています。このカップ戦は国内三大カップの一つとされていますが、優勝してもACL出場権もないため、天皇杯よりは格付けは下のカップ戦です。全てのJ1所属クラブによって優勝が争われて、リーグ戦を戦った後、トーナメント戦を行い優勝を争うというものになっています。Jリーグカップでは大会終了後に21歳以下の選手で最も活躍した選手にニューヒーロー賞、そして大会において最も活躍した選手に最優秀選手賞が授与されます。ルヴァンカップはスカパーで独占放送をしています。

天皇杯とは?どんなもの?

天皇杯はルヴァンカップ、Jリーグと同等に扱われるカップ戦で、国内三大カップの一つとされていますが、ルヴァンカップよりも格付けは上です。その理由は優勝チームはACLに出場できるからです。ACLは以下で説明をします。天皇杯はJ1~J3のクラブと、地方大会と呼ばれる都道府県代表チームが1発勝負のトーナメントを行うため、番狂わせがよく起こる大会です。天皇杯はルヴァンカップと同様で、スカパーで独占放送をしています。

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)とは?

番外編ですが、ACLというものがあります。ACLはアジアチャンピオンズリーグで、J1リーグの上位3チームと、天皇杯優勝チームに出場権が与えられます。ACLでは東アジア、西アジアの地区に分かれて準決勝までグループリーグとトーナメント戦を行い、決勝は東西の王者同士の戦いで優勝を争うというものです。勝者はクラブワールドカップに出場ができます。

Jリーグがつまらないと言われてしまう理由

日本のサッカーファンの中にはJリーグがつまらないと主張している方も多いです。それには以下のような理由があるからと言われています。

日本代表より人気がない

Jリーグの繁栄のおかげで日本代表のサッカーチームは活躍できるのですが、問題はサッカーファンのほとんどがJリーグに関心がありません。それもあって、Jリーグの試合はガラガラで日本代表の試合は常に満員という感じになっており対照的な状況になっています。地元の応援もJリーグはちょっと存在がなく寂しいものです。国内の人気はサッカーと比べてやはり野球のほうが上です。

欧州主要リーグよりレベルが劣る

Jリーグのトップレベルの選手はほとんどが欧州主要リーグに移籍していきます。そのこともありヨーロッパのトップリーグと比べると、もちろんレベルが劣ると言われていますし、有名選手がいないので面白くないと言われています。。これは当然のことです。ヨーロッパのトップクラブはいわば世界選抜のようなもので、ワールドカップ優勝国よりも実力は上です。それにくらべてJリーグのクラブはほとんどが日本人で構成されています。

代表選手がいない

Jリーグがつまらないと言われている理由のひとつとして日本代表選手がほとんどいないことが挙げられます。日本のサッカー界はレベルが上がってしまったことにより、代表選手のほとんどは欧州主要リーグの主力になっているのです。そうなれば国内リーグが空洞化していくことは当然のことと言えるでしょう。本や雑誌の情報をみてもJリーグの選手や監督はあまり掲載されていないことも多く、実際わかる人がいませんのでみたいと思わない人が多いのです。

ACLで勝てない

Jリーグがつまらないと言われている理由のひとつとしてACLでなかなか勝てないということが挙げられます。Jリーグはアジアでは最高峰リーグの一つとされていますが、中東や韓国のクラブには劣勢です。唯一、浦和レッズだけが優勝を何度もしていますが、それ以外のクラブは優勝がなかなかできない状況にあるのです。結果が出ないと人気を得るのも難しいです。価値を見出せないからです。

Jリーグはやばいわけではない

上記のようにJリーグに対する批判の声が上がっているのも事実としてありますが、見方を変える必要もあります。それは以下のような根拠があるからです。けっしてJリーグはつまらないとは言い切れないのです。

育成リーグとして機能

今は日本人選手のレベルが上がったことにより、代表クラスの選手はすぐに欧州に行ってしまいます。しかし逆に言えば育成リーグとして機能している一面もあります。国内リーグをないがしろにしている国と言うのは例外なく衰退しています。その典型が中国です。中国は一時お金をかけて有名な外国人選手を買いあさっていましたが、中国人は上達するどころか、むしろ下手になっています。国内リーグから選手が出ていくリーグだとしても、育成リーグとしてやっていけば日本のサッカーのレベルは上がっていきます。そのためのJリーグともいえるのです。

他国の文化を吸収

以前のJリーグと言えば、ブラジル人選手に攻撃を任せて日本人は守るというスタイルが一般的でした。しかしいまでは外国籍選手も色々な国から来てくれるようになりました。アフリカや東ヨーロッパからも選手が多数来てくれるようになり、活躍してくれることで、日本人選手が外国人選手の経験や文化を学べる場となっています。そしてそこからステップアップしていく環境が構築されています。

優勝チームが予想できない

欧州の主要リーグはいつも優勝する面子が決まっていて、あきらかにファンも食傷気味になっています。しかしこれに比べるとJリーグは優勝チームが毎年変わります。Jリーグは戦力的な偏りがあまりないため、優勝チームが予想できないケースが多いです。それがゆえにとても刺激的で面白いリーグともいえるのです。

Jリーグはネット、テレビで観戦可能

Jリーグはとても刺激的で、いつどこが勝つかもわからないような魅力的なリーグになっています。Jリーグの視聴は以下で紹介したサービスで生観戦が可能です。興味がある方はぜひスタジアムへ行くか、テレビ観戦をしてみましょう。

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