UEFAチャンピオンズリーグとワールドカップ どっちがレベルが上か? CLとw杯に同時に出た選手たち

Europe League

UEFAチャンピオンズリーグとワールドカップ。究極の選択と言えるのかもしれないのですが、どちらの方がレベルが上なのか?と言う議論は良く起こります。これはサッカーファンにとってもとても興味深い内容の議論と言えるかもしれません。

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UEFAチャンピオンズリーグとは? CL

UEFAチャンピオンズリーグとは、欧州サッカー連盟主催のクラブチームによる欧州大陸サッカー選手権を指します。欧州における王者決定戦とはなっているのですが、現状のサッカー界はスペイン、イタリア、イングランド、ドイツのリーグに世界の選りすぐりの選手たちが所属していますので、事実上の世界一決定戦のようなものになっています。スペイン、イタリア、イングランド、ドイツの強豪チーム同士の戦いが毎年行われるため、サッカーファンは夜も眠れないときが続きます。

ワールドカップとは? w杯

これに対してワールドカップとは、代表チームによる世界一決定戦となります。国籍によってチーム分けされ、国の代表チームが他国の代表チームと戦い世界一を決めることになるため、強豪国がどうしても有利になります。ワールドカップはUEFAチャンピオンズリーグとは違って、毎年は開催せず、4年に一度のイベントとなっているため、毎年見ることができません。ワールドカップの場合は各大陸予選を勝ち抜くことで本大会に参加することができます。決勝は世界中で視聴されます。

どっちがレベルが上か?

どっちがレベルが上か?といえば、いうまでもなくUEFAチャンピオンズリーグとなります。レベルにはチーム戦術の高さや、個人レベルの高さなど色々な側面がありますが、総合的に見てもクラブチームの戦いであるチャンピオンズリーグが上です。これには以下のような根拠があります。uefaの試合のほうが世界中でニュースになります。elも注目度は高いです。

優秀な選手でなければ優勝できない

UEFAチャンピオンズリーグに出場するチームと言うのは基本的にトップリーグの強豪クラブに限定されます。そして強豪チームのメンバーと言うのはほとんどが世界トップレベルの選手です。クラブチームの場合は国籍で優遇処置はありません。そのため国籍ではなく純粋に実力のある選手でなければ優勝を経験することができないのです。ワールドカップに比べるとチャンピオンズリーグはとてもシビアなのです。ワールドカップの場合はいってしまえば国籍の時点で優勝できるかどうかが決まってしまいます。

ワールドカップは強豪国であれば優勝できる

これに対してワールドカップの場合はどうしても国籍の縛りがあります。そのため、強豪国であれば、代表に多少実力の劣る選手がいても優勝できるのです。ワールドカップで優勝できる国と言うのは西欧とブラジル、アルゼンチンなどの海外に限定されます。これらの国で他のポジションよりも能力の劣る選手がいたとしてもその選手は優勝を経験できることになります。これにたいして中堅以下の国の選手はその選手自体がどれだけ優秀でも、周りのレベルが低いため、ワールドカップで優勝することができません。

チームの熟成度

クラブチームは代表チームとは違って、普段みんなで一緒に練習をします。そのため、チームとしての強さは代表チームを明らかにしのぎます。選手はオフシーズンを除いてほとんどの時間をクラブチームメイトと共に過ごしますので、連携は高まり、チームとしての強さが熟成されていきます。それに対して代表チームの場合は、一緒にいる期間がとても短いです。代表チームの場合は試合がある時期の前後でしかメンバーと練習をする機会がないため、どうしてもチームとしての強さがクラブチームに劣るのです。これはほかのスポーツでも同じです。

時代の流れ

1900年代は明らかにクラブよりも代表チームのほうが重要視されていました。ワールドカップに賭ける選手はとても多く、所属チームも自分の国のクラブを選択している選手も多くいました。しかし今では、南米やアフリカなどの有力選手は軒並み欧州へ移籍するようになり、欧州の一極集中になることで、相対的にUEFAチャンピオンズリーグの価値がとても高くなっています。資金力を見ても中東を除いて、西欧のクラブに抗うことができるところはありません。今後も欧州一極化が進むでしょう。

UEFAチャンピオンズリーグとFIFAワールドカップ同年は過密日程

UEFAチャンピオンズリーグとFIFAワールドカップが重なる年というのはトッププレイヤーにはかなり不可の高い年になります。欧州リーグは10か月程度拘束されますし、シーズンオフにワールドカップが開催されることになるため、休むことができず、パフォーマンスが低下する選手も続出します。それもって、なかなか本来のパフォーマンスを発揮できない選手も多いのが実態です。

同年に両方で優勝した選手

UEFAチャンピオンズリーグとFIFAワールドカップが重なる年というのはかなり過密で厳しい日程となるため、トップレベルの選手にとってはとても辛いシーズンになるのですが、実はUEFAチャンピオンズリーグとFIFAワールドカップ両方で優勝をしてしまった選手も実はいるのです。それが以下の選手。2000年代以降の選手をピックアップしました。やはりというべきか、レアルマドリードの選手になります。レアルマドリードはUEFAチャンピオンズリーグの最多優勝回数を誇っており、所属している選手も世界の最高峰になるため、どうしてもこのチームに集中します。

NameTeamCountry
2017-2018Raphael BaranReal MadridFrance
2013-2014Sami KhediraReal MadridGermany
2001-2002Roberto CarlosReal MadridBrazil

チャンピオンズリーグとワールドカップを両方制した選手

同年ではないにしても、チャンピオンズリーグとワールドカップを両方制した選手もいます。勿論ながら名選手ばかりです。

リオネル・メッシ

リオネル・メッシはバルセロナでリーグタイトル、UEFAチャンピオンズリーグタイトル、カップ戦も含めて総なめにした名選手であり史上最高のサッカー選手でもあります。そんなメッシに唯一足りないタイトルがワールドカップでした。コパアメリカも制したメッシは2022年のカタール大会でようやくワールドカップを手に入れました。

カカ

カカはACミランの印象がとても強いでしょう。彼が在籍していた時代のミランは全盛期を迎えており、UEFAチャンピオンズリーグ優勝も複数回経験しました。カカはブラジル代表ですが、実は2002年大会でわずか20分程度の出場でしたが、メンバーに選ばれており、ワールドカップ優勝を経験しているのです。

ロナウジーニョ

ロナウジーニョもカカと同じく、ブラジル代表の名選手です。ロナウジーニョが中心となり2002年ワールドカップ優勝、そしてクラブではバルセロナでもUEFAチャンピオンズリーグ優勝を経験しています。

ジネディーヌ・ジダヌ

フランス代表のジダンも1998年の地元開催のワールドカップで優勝を経験しました。そしてそれだけでなく、レアルマドリードではUEFAチャンピオンズリーグ優勝を経験しています。UEFAチャンピオンズリーグでは、伝説のボレーシュートを決めました。

パオロ・ロッシ

パオロ・ロッシはUEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ)とワールドカップで活躍されました。しかしロッシの場合はクラブよりも代表戦のイメージが強いでしょう。1982年に行われたワールドカップスペイン大会での活躍は有名です。

フランツ・ベッケンバウアー

フランツ・ベッケンバウアーは、DFでありながら、バロンドール2度受賞した名選手。選手、監督両方で、ワールドカップを制覇した数少ない人物でもあります。これほど多くのタイトルを獲得した選手はほとんどいません。

UEFAチャンピオンズリーグ視聴方法

UEFAチャンピオンズリーグは以下の記事で視聴できる動画配信サービスを紹介しています。ただし、放映権の関係もあって、毎年必ずしも同じ放送局が放送しているとは限りませんので、随時確認をするようにしてください。

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