Jリーグの観戦をしている方であればすぐに気づくと思いますが、浦和レッズだけはなぜか、毎試合のように多くのサポーターが駆けつけるクラブです。これは他の強豪クラブである、横浜や川崎、鹿島などと比べても圧倒的に目立ちます。なぜ浦和はこれほどまでに人気クラブとなったのでしょうか?
浦和レッズとは?
浦和レッズは日本の埼玉県さいたま市に本拠地を置いているプロサッカーリーグのひとつです。このクラブは1950年に創設され、三菱自動車工業サッカー部が前身となります。このクラブはJリーグのクラブの中では最多のACLチャンピオンズリーグ優勝経験を誇っており、国内だけでなくアジアにも知れ渡っている有名なクラブの一つになります。
Name | Urawa Reds |
Established | 1950 |
Home Town | Saitama |
Home Stadium | Saitama Stadium 2002 |
Operating Company | Urawa Red Diamonds Co., Ltd. |
浦和レッズはなぜ人気なのか?
浦和レッズはなぜ人気なのか?と言う点については以下のような理由があります。
埼玉スタジアム2002
浦和を語るうえで欠かせないのが埼玉スタジアム2002の存在です。2000年代初頭のころはサッカー専用スタジアムとしてかなり注目を浴びましたが、65000人も収容できるこのスタジアムの規模はアジアのなかでもかなりのものです。サッカー専用スタジアムのため、試合がとても見やすく、日本代表戦でもこのスタジアムはよく使用されるほどです。この影響もありサポーターもよく足を運んでくれます。
固定ファンが多い
浦和レッズが人気である理由の一つとしては固定ファンがとても多いということ。リーグ優勝をした2006年頃が絶頂期で、その後は観客数が減りましたが、それでも持ちこたえており、重要な試合になると必ず満員になります。浦和レッズは成績だけに影響されず集客できており、クラブの営業活動がとてもうまくいっているという背景もあります。リピーターがとても多いため、入場料収入が安定し、良い選手が獲得でき、さらに強くなるという流れが出来上がっています。
サッカーが根付いている
大阪などになると野球がとても根強いファンが多いのですが、浦和の場合は元々サッカー文化が根付いていました。高校サッカーを見ればこれは明らかで浦和には強豪校がたくさんあるのです。そのため、同じ埼玉県には西武ライオンズと言う野球チームがありますが、浦和には全く影響はありません。浦和の商店街は昼でも夜でもいつも浦和サポーターで一杯です。
埼玉県は馬鹿にされている
埼玉県というのは東京都や千葉県などとくらべても、これと言った象徴と呼べる観光地がなく、「ださいたま」と言う蔑称で呼ばれることも多く、さいたま人はもともと強いコンプレックスを持っていました。しかし1993年にJリーグが発足すると、浦和レッズと言う象徴とも言えるチームが誕生したことにより、埼玉県の特に南部地域の人たちは浦和に対して、強い期待をするようになり、自慢できる対象となったのです。それがゆえにさいたま人にとって浦和は特別な存在になりました。
客が減れば経営危機
実は浦和レッズは他のJリーグクラブと比べると経営方針が特殊です。浦和レッズは親会社を持たない独立採算性となっていて、全て自前で運営しなければならないという運命にあります。集客が増えることで、有名選手が獲得でき、クラブは強くなるということをサポーターは知っています。集客が減れば経営危機に直面するという事実をサポーターは知っているので試合を見に行くのです。
ACLで勝てるクラブ
Jリーグのクラブにとって、最大の名誉はアジアチャンピオンズリーグの優勝でしょう。この大会で複数回優勝している日本のチームは浦和のみ。それがゆえに特にアジアチャンピオンズリーグになると、浦和サポーターだけでなく、他のサッカーファンも浦和の存在を知り、応援してくれる傾向にあります。ミーハーも増えますが、注目度が上がるため、ほかのJクラブよりも色々な意味で目立ちやすいので、ファンも付きやすいのです。
サポーターなぜ民度が低い?処分を受けることが多いのはなぜ?
その一方でネガティブな一面があります。浦和はサポーターなぜ民度が低いということでも有名です。教会から処分を受けることが多いのも浦和です。なぜ問題を起こすことが多いのでしょうか?
サポーターが熱狂的
浦和は他のチームと比べると明らかにサポーターの熱が違います。明らかに熱狂的なサポーターが多く、大きな旗を振って声量も大きいのです。しかし熱狂的がゆえに乱入事件を起こしてしまったり、暴行事件を起こしてしまう傾向にあります。ゴール裏がまさにその傾向が強いです。あまりにも熱狂的がゆえに冷静になれないという一面も持っています。
問題事件が多すぎる
浦和サポーターは他のチームと比べると明らかに事件の発生件数が多いのが問題点です。これが民度が低いと言われてしまう一因です。2008年はガンバ大阪との試合で両サポーターはお互いにものを投げ合い喧嘩となり、2010年はベガルタ仙台のバスに乗る外国人選手へと差別的な発言をしましたし、2013年には清水エスパルスとの試合で警備員に暴行もしています。2014年にはホームスタジアムで人種差別問題で無観客試合の罰が下りました。2023年には天皇杯で試合に負けた浦和レッズサポーターが暴徒化し、ピッチに乱入しています。問題が起こる頻度が多いため、どうしてもネガティブな印象が定着してしまうのです。
浦和はなぜACLやカップ戦に強い?
浦和は間違いなくJリーグの中では強豪チームの一つとして数えられています。リーグ優勝はもちろんですが、ACLチャンピオンズリーグ優勝、ルヴァンカップ優勝、さらには天皇杯優勝も経験していますが、どうもトップクラブか?といわれればそうではありません。この理由はリーグ戦で優勝がたった1回しかないからです。しかしなぜかカップ戦はいっぱい勝っています。それはなぜなのでしょうか?
リーグ戦はいつも脱落
浦和の場合は、リーグ戦で1回しか優勝経験がありません。いつも浦和は優勝を目標にリーグ戦を戦うのですが、終盤戦を前に終戦してしまうケースが多いです。皮肉なことにこれがカップ戦へのモチベーションにつながっています。リーグ戦で脱落したことで、カップ戦に集中できる環境ができますので、選手もコンディション調整がつきやすいのです。
サポーターの存在
上記でも説明した通り浦和サポーターはJリーグの中で、最も問題を起こしていることは間違いありません。しかしサポーターの熱量がチームの勝利を導いていることも間違いありません。とくにACLでのトーナメント戦ではこのサポーターの圧倒的な声量が敵チームを圧倒します。委縮した対戦相手は、PK戦でミスをしてしまいますので、必然的に浦和の勝利につながっていくのです。
アウェイもホーム同然
前述のとおり、浦和はアウェイ戦でもサポーターが大量にやっていきます。ほとんどのチームは浦和サポーターほどの人数がいませんのでアウェイであっても、まるで浦和のホーム戦のように戦うことができるので、選手にとっても大きな利点となっています。とくにACLではこの点が大きく左右しています。
浦和の試合を生観戦しよう
浦和レッズの試合は各放送局で生中継をしています。以下の記事で配信サービスを紹介していますので参考にしてもらえればと思います。
Channel | Plan | Soccer Contents | URL |
DAZN | \3750 | 代表チーム 欧州主要リーグ Jリーグ | DAZN |
Hulu | ¥1026 | フランスリーグ オランダリーグ | Hulu |
WOWOW | \2530 | UEFAチャンピオンズリーグ UEFAヨーロッパリーグ | WOWOW |
ABEMA TV | ¥960 | 代表チーム ワールドカップ プレミアリーグ スコットランドリーグ | ABEMA |
スカパー | ¥429 + ¥2480 | 代表チーム サッカー天皇杯 ブンデスリーガ ラリーガ | スカパー! |
J SPORTS | \1100 | FIFAワールドユース | J SPORTS |
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