ナショナルチーム:サッカーオーストラリア代表はなぜアジア枠?

National Team

アジア枠で出てるオーストラリアはワールドカップ本大会でもベスト16の実績を持っているかなり実力のあるサッカーチームです。オーストラリアといえば、どうみてもオセアニア地域のチームになるのですが、ワールドカップ予選やアジアカップには出場してくるのです。なぜオーストラリア代表はアジアの枠になっているのでしょうか?

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オーストラリアとは?

オーストラリアはオセアニア地域にある国で、このオセアニアの中では最も面積が広く、さらには経済的にも最も発展している国です。オーストラリアの公用語は英語で、以前、イギリスの流刑地となっていた背景があり、オーストラリアには多数の白人がいます。オーストラリアには固有の動物も多く、カンガルー、コアラ、ペンギンなどとても珍しい動物が多いことから観光地としてもとても人気のある国です。

オーストラリア代表

オーストラリア代表はオーストラリアサッカー連盟FFAによって構成されるナショナルチームになります。オーストラリア代表には愛称があり、「サッカルーズ」という名前があります。オーストラリア代表は1920年代に組織され、1922年にニュージーランド代表と戦ったのが初めての活動です。それ以降はオセアニアの予選に参加し、ワールドカップ出場を狙っていましたが、オセアニアは出場枠が少ないため、なかなかワールドカップ本選には出れませんでした。選手の質はとても高く、平均以上です。オセアニアサッカー連盟に属していました。

大陸間プレーオフ

オセアニア予選の問題はワールドカップの出場枠が少ないことでした。オセアニアの枠は0.5でオセアニア地域で勝ち上がっても、南米やアジアとのプレーオフを勝ち上がらないと、本大会には出れなかったのです。そのため、オーストラリア代表にとってオセアニア地域に所属することはあまり良いことではありませんでした。以下がオーストラリア代表のプレーオフの戦績です。以下を見れば、いかにオーストラリア代表がプレーオフに泣いているかがよくわかるはずです。勝ったのは1974年の韓国戦だけです。経験も少なく、1位通過が難しく大会出場が遠かったです。

YearMatch
1974〇 Australia – Korea ×
1986× Australia – Scotland 〇
1998× Australia – Iran 〇
2002× Australia – Uruguay 〇

AFCへの参加

2006年ワールドカップの本選には出場でき、ベスト16まで進出したオーストラリア代表でしたが、ここでオーストラリア代表は大きな決断を下すことになります。オーストラリアサッカー連盟はアジアサッカー連盟への加盟を要求したのです。しかしこの要求は過去何度にもわたって、FIFAが拒否していました。しかし2005年にようやくこの要望が承認されることになったのです。これによりオーストラリア代表はアジアサッカー連盟のメンバーとなり、アジアカップの参戦と、ワールドカップのアジア予選に参加することになりました。

オーストラリア代表がアジアを選択した理由

オーストラリア代表はその後アジアに加盟することになります。これには以下のような理由が背景としてあります。代表の試合がなぜアジアで開催されるのか。結果として海外の厳しさも味わっていますがOFCの連盟から脱退してAFCへ移籍することによりw杯への出場が容易になりました。他の国と比べても各五輪や女子サッカーもそこそこ強く、日本代表も対戦すると結構苦戦します。

ワールドカップ出場の確率が高い

オーストラリアと近い大陸となると、南米かアジアになるでしょう。オーストラリアの実力からすると、南米に加盟した場合はワールドカップの本大会に出れる可能性が低くなります。しかしアジアは世界でもレベルの低い大陸になるため、加盟すればワールドカップの出場は約束されたようなものだと思っていたのです。そのためオーストラリアはアジアサッカー連盟への加盟を希望したという背景があるのです。

強化試合ができる

オーストラリアのいたオセアニア地域ではニュージーランドしか強い相手がいませんでした。常にオーストラリア代表はオセアニア地域の予選では圧勝ばかりで、代表チームの強化ができませんでした。しかしアジアへ加入すると、日本を筆頭に、カタール、サウジアラビア、イランと言った強豪チームとの試合を通じて強化を狙うことができます。長期スパンで見ての強化を目指すと言う意味でも利点があるのです。

アジアチャンピオンズリーグ

オーストラリアがアジアサッカー連盟への加盟をすることでアジアチャンピオンズリーグの挑戦もできるようになります。アジアチャンピオンズリーグのレベルは欧州や南米に比べれば劣りますが、それに続く大陸です。中東には強豪チームも多いため、クラブチームレベルでも強化を狙うことができるため、この点も利点となりました。

ただし、アジアチャンピオンズリーグでは東地区で戦ってはいるものの、日本や韓国のクラブには歯が立たずほとんどのチームが、勝てないのが実態です。そのため、決勝トーナメント進出まで行くことすらままならない状況が続いています。

アジアカップ

オーストラリアがアジアサッカー連盟への加盟をすることでアジアカップに参戦することができます。アジアカップでは2015年までは優勝すればコンフェデレーションズカップの参戦もできるため、オーストラリア代表にとっては強化になると同時に、メリットにもなりました。コンフェデレーションズカップのことだけを考えれば、オセアニア地域にいたほうが利点がありますが、アジアカップを通じて切磋琢磨することができるのは大きなメリットです。

しかしオーストラリアは実際のところ、アジアを舐めていた節があります。オーストラリアが加盟した2000年代初頭はアジアのレベルは実際に世界の中では底辺レベルでしたが、オーストラリア代表はアジアに加盟しても、アジアカップでも苦戦しており、ワールドカップアジア予選でも簡単には勝ててないという実態があります。

オーストラリア代表を観戦しよう

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