Jリーグ:秋春制のメリットとデメリット 雪国と8月 サッカーシーズン移行問題とサポの意見や検討

J League

サッカーJリーグでは常に議論されているのが秋春制。現行から移行についてメリットやデメリットについて解説します。Jリーグ開幕からずっと春にシーズンスタート、秋の終わりにシーズンが終了するという流れが定着していました。しかし、常にヨーロッパの主要リーグで導入されている秋春制の導入を訴える方がとても多いのです。メリットとデメリットを語っていきます。

DAZN

春秋制

Jリーグは2月の終わりにゼロックススーパーカップが前哨戦として行われ、そのあとリーグ戦が始まります。そしてACLも開催され、11月か12月の初旬にリーグ戦が終了し、最後に天皇杯の決勝が行われシーズンが終わるという春秋制が採用されています。Jリーグのシーズンは1993年のリーグ戦開始当初からずっとこの制度が採用されていました。しかし、ACLが2023年以降春秋制から秋春制へ以降することから、Jリーグも秋春制へ移行した方がいいのでは?という声が挙がってきました。

秋春制

秋春制とは、ヨーロッパの主要リーグである、スペイン、イングランド、イタリア、ドイツなどで導入されている制度です。基本的にはシーズンは8月に開幕をして、5月にシーズン終了。そして最後にUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦が行われるという流れになります。そしてそのあとにワールドカップが開催されたり、ユーロなどの大陸選手権が行われるというのが世界のサッカースケジュールとなっています。そのため、Jリーグにも秋春制の導入を求める意見が増えているのです。

世界各国のシーズン実施時期

参考程度に世界各国のシーズン実施時期をみてみましょう。各国リーグはいつ開催されているのでしょうか?サッカーの盛んな主要リーグを中心に見ていきましょう。キャンプから新しいシーズンに移行してパフォーマンスや負担にも影響します。春秋制が増えるなかで特別なサポートが確保でき合わせてできるのか?問われています。

春秋制秋春制
Japan
Korea
China
United States
Canada
Brazil
Ecuador
Norway
Sweden
Finland
Estonia
Latvia
Lithuania
Belarus
Iceland
Ireland
Faroe Islands
Kazakhstan
Georgia

Spain
England
Italy
Germany
Portugal
Belgium
Netherlands
Australia
Saudi Arabia
Argentina
Mexico
Chile
Costa Rica


雪国は春秋制が多い

世界全体で見ると、はっきり分かれていることがわかるでしょう。これは地域の気候がかなり大きく影響しています。たとえば、北欧の地域などはほとんどが春秋制です。これは冬になるとピッチが雪で埋まってしまいますので、リーグ戦の開催が困難になります。そして北米でもカナダなども同様に春秋制を導入しています。

南米は分かれている

これに対して南米はシーズンの開催が秋春制と春秋制で見事にわかれています。ラテンアメリカのリーグの中には2シーズン制を採用している国も多いためです。中南米の国はメキシコやコスタリカなど、ワールドカップ出場の常連は秋春制を採用しています。

ヨーロッパの主要リーグが世界の中心

とはいえ、世界の中心はやはり、スペイン、イングランド、イタリア、ドイツといった西ヨーロッパの主要リーグになります。主要リーグのほとんどが秋春制を採用しているので、秋春制を採用したほうが、選手の移籍などもスムーズにいくため、メリットは大きいと言えるでしょう。世界のサッカーはこの4大リーグを中心に回っています。

秋春制のメリット

では秋春制になることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?スポーツのコンテンツなどメディアのニュースでもある通り、残されている課題もありますがメリットもあります。Jリーグの理事会ですでに発表はされており、国内で2026年から2027年で決定はされており期間は継続されていくと見込まれています。一覧で紹介します。反対もあり、降雪の問題があるため、海外ほど簡単には行きませんので最終てきにどうなるかはわかりません。

欧州への移籍がしやすい

秋春制の最大のメリットはヨーロッパの主要リーグの移籍がしやすいです。今の日本代表の選手の所属チームを見ればわかる通り、ほぼヨーロッパの主要リーグでスタメンが固定されています。いまやJリーグはヨーロッパの主要リーグへの移籍が当たり前になっています。Jリーグが春秋制だとシーズンオフの際に欧州へ移籍する場合、欧州はシーズン中となってしまいます。選手はオフシーズンで身体を休めなければならない状況ですが、更に半シーズン戦わなければならず、かなりリスクになります。

ACLの日程に順応できる

ACLの日程はすでに移行されています。ACLはアジアのリーグの中では最も権威のある大会ですのでJリーグのクラブにとってもかなり価値がありますから、日程を合わせることで大会を有利に戦うことができます。何度も優勝した浦和が世界的に知名度が高くなったことからもわかる通り、ACL優勝はクラブの名を上げるチャンスでもあります。

夏の試合を回避できる

2023年の日本の暑さは異常でした。35℃以上が当たり前の日が5月末からずっと続き、9月下旬まで続いたのです。このような過酷な暑さの中、サッカーのように90分ずっと走り続けるような試合をやることは、選手の命を守ることにもつながります。試合のある日はナイトゲームがほとんどですが、日々の練習は日中に行われることが多いため、あまり選手にとってメリットになっていません。

秋春制のデメリット

秋春制のデメリットを次はお伝えします。情報としては日本の環境だと東北などで降雪と言う大きな問題があり、12月から2月は特に警戒が必要です。正式決定はされているものの、行うには整備も必要です。チェアマンの記者会見や表明に注目が集まります。年間を通して準備が必要になるでしょう。欧州リーグと同じようにウインターブレークもあります。

積雪の影響

日本はとても極端な気候をしています。周囲は海しかありませんが、北から風が吹けば一気に寒くなりますし、南から風が吹けばとても暑くなります。近年は寒暖差が激しくなっており、春と秋が消えています。特に秋から春にかけては、北海道、福島、新潟、富山などJリーグのある地域は積雪により試合の開催が難しくなります。そうなってしまうとスケジュールが乱れてしまい、開催するのが面倒になります。

新卒選手の加入

新卒選手は基本的に3月に卒業して4月からプロクラブに参加することになりますが、この流れがくるってしまうリスクがあります。秋春制の場合はシーズン途中での入団となります。ヨーロッパでは新卒での新学期開始は9月となっているため、日本も変えていく必要があるのかもしれません。

観客席の問題

日本の冬は極めて寒いです。筆者もよく冬の時期に天皇杯の試合を見に行きますが、日によっては寒すぎて観戦が辛いときもあります。日本の場合はスタジアムに屋根がないことが問題になり、観客席荷も雪が積もってしまい、試合を見れる状態ではなくなる日も出てきます。さらには日本のスタジアムはドームのような室内競技場はすくないですから、暖房設備があるわけではないのです。

秋春制の導入は8月

Jリーグは2026-2027シーズンから8月開催の秋春制の導入を検討している段階です。おそらく8月に開幕して、5月に閉幕をするという流れになるでしょう。近年日本人サッカー選手のヨーロッパ移籍は年々活発化しており、日本サッカーの強化にもつながっています。秋春制の導入によって、移籍がさらにスムーズになっていく可能性が高まります。

秋春制ゾンビ

日本ではこの開催について秋春制をやたら蒸し返すジャーナリスト、サポーターなどがとても多く、いつも話題がゾンビのように吹き返してきます。話題が尽きたと思えば、いつも蒸し返す連中が多いことから、秋春制ゾンビという名称まで登場しました。日本の場合はメリットもデメリットも多いため、賛成派と反対派が同数程度いるため、つねに熱い議論になります。

Jリーグを観戦しよう

試合は以下の紹介している記事での動画配信サービスで生観戦ができます。Jリーグは毎年、スリリングな試合が展開されていますので、初心者の方でもとても楽しめると思います。

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