インテルはセリエAでいうビッグ3の一角です。しかしインテルはミランと共に長い低迷期を過ごしていました。そのため低迷している時期がとても長かったため、セリエAは没落したリーグと言う印象を与えてしまっていましたが、2022-2023シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは決勝まで進んだのです。低迷したインテルは復興できるのでしょうか？
インテルナツィオナーレ・ミラノ
インテルナツィオナーレ・ミラノはインテルと呼ばれることが多いです。インテルはイタリアのミラノを本拠地とするプロサッカークラブです。同じ地域で本拠地とするACミランとはライバル関係にあるクラブです。クラブカラーは黒と青で、これはユニフォームにも反映されています。インテルはチャンピオンズリーグのタイトル経験もあり、セリエA優勝の経験もあるという、誰もが認めるビッグクラブの一つです。
イタリアダービー
イタリアダービーとは、インテルとユベントスの試合を指します。インテルもユベントスもイタリアを代表するチームであることから、このようなイタリアダービーと言う名前がついています。当然ながら試合観戦する視聴者もとても多い試合です。
ミラノダービー
ミラノダービーとは、ACミランとインテルの試合を指します。この試合はデルビー・デッラ・マドンニーナ とも呼ばれておりイタリアのみならず世界を代表するビッグクラブであることもあり、この試合も視聴者がとても多いことで知られている試合です。
ホームスタジアム
ホームスタジアムはスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ。このスタジアムはサッカー専用スタジアムとなり、収容人数も8万人にも及ぶため、世界でも最高峰のスタジアムの一つとされています。このスタジアムはサッカーだけでなくコンサートやボクシングの試合なども行われます。
インテルはなぜ弱くなった？ 低迷期
インテルはもともとイタリアのビッグクラブの一つであり、とても有名なチームです。しかしながら2010年代に著しく勢いを失っていきました。これには以下のような要因が働いています。最後の栄光と言っていいのはモウリーニョ時代の2009-2010シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ優勝でしょう。モウリーニョの退任と共に暗黒時代を迎えました。
FFP導入
インテルは元々、マッシモ・モラッティによる放漫経営が有名でした。しかし健全財政をクラブに求められるようになり、以前のような金持ちの道楽クラブのような経営ができなくなりました。これによりインテルは経営方針を変えざるを得ず、しばらく有力選手の獲得ができなくなっていきました。これはライバルに当たるミランも同様で、ミラノの2チームは衰退していったのです。インテルは中国系企業が株主となりますが、中国系の企業で成功したクラブはほとんどありません。
プレミアリーグの台頭
2010年代のヨーロッパサッカー界はレアルマドリードとバルセロナを頂点にその他チームが挑んでいく構図でしたが、従来はセリエAが彼らを追いかけていく存在でした。しかしプレミアリーグの台頭によって金にものを言わせた補強をプレミアリーグがやるようになり、セリエAのクラブは有力選手の確保が難しくなっていきました。セリエAのランクもUEFAカントリーランキングで3位か4位にまで落ちています。
ナポリ、ローマの台頭
セリエAの中でも有力選手を獲得できずにいたミランとインテルは、相対的に力を失ってきます。そこで台頭していったのはイタリア南部のローマやナポリと言ったクラブでした。ナポリやローマはミラノ勢に代わり、チャンピオンズリーグの常連となり、ミラノ勢には厳しい時代を迎えていました。しかしナポリやローマはUEFAチャンピオンズリーグではミラノ勢ほどのインパクトは残せませんでした。
インテルはなぜ強くなった？
インテルはミランと共に復調の気配を見せ始めています。それが2022-2023シーズンになります。しかしここで単発で終わっては水の泡。ここから継続できるかどうかがポイントとなるのです。前は全くニュースにもなりませんでしたが、今ではスポーツのニュースでも注目されるようになりました。さらにチームが成長してるので結果も伴うようになり、海外でも情報が報道されてきています。
ユベントス時代の終わり？
ユベントス時代はずっと続いていました。2010年代はほとんどユベントスの1強リーグといってもいいほどでした。しかし2021‐2022シーズンはコッパ・イタリア決勝で延長の末にユヴェントスを4-2で破り11シーズン振りに大会優勝を果たしたのです。これで時代が変わる可能性があります。
UEFAチャンピオンズリーグ準優勝
UEFAチャンピオンズリーグ準優勝を果たした2022－2023シーズンはミラノ勢の復興を予感させるものでした。これまではイタリア勢がそもそも準決勝、決勝に顔を出すこと自体稀でした。しかしインテルは決勝では敗れたものの、準優勝までできたのです。ローマやナポリではできなかったことをできるインテルはやはりセリエAの期待と言ってもいいでしょう。
リーグ戦2位
2021‐2022リーグ戦は首位に立つミランを猛追するも一歩及ばず2位でした。これもミラノ勢の復興を予感させるものです。いままではユベントス、ローマ、ナポリ、そして時点でラツィオなどが上位を固めるいつもの展開でしたが、ようやく本格的にミラノ勢が上位を固める可能性が出てきています。
セリエAを生観戦しよう
セリエAは世界のトップリーグの一つになります。色々な動画配信サービスで生中継をしていますので、ぜひ観戦をしてみましょう。
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