イタリア代表といえばワールドカップに必ず出てくる常連チームとして知られていました。イタリア代表は優勝経験もとても多く、間違いなく強豪チームと言われるチームの一つでしょう。しかし2010年代あたりからイタリア代表は成績が思うほどよくありません。
イタリアとは？
イタリアはヨーロッパにおける古代文化の発祥地の一つとして知られているとても歴史の長い国です。ヨーロッパの中でも有力な国の一つで、人口は6000万人にもおよび、首都はローマとなります。世界でも経済的にも豊かな国の一つであり、G7の一員でもあります。そのような背景もあり、サッカーにおいてもイタリアは大国の一つとして数えられています。
イタリア代表
今イタリア代表はイタリアサッカー連盟FIGCによって構成されるイタリアのナショナルチームです。愛称はアズーリと呼ばれており、ユニフォームは青です。イタリア代表はワールドカップ優勝経験もあり、欧州選手権でも優勝経験があるため、間違いなく強豪の一つになります。特にイタリア代表はヨーロッパで開催されるワールドカップでは特につよく、4度の優勝はすべて欧州で達成しているのです。しかし国際大会では連続出場が難しくなっています。
クロアチアが苦手
イタリア代表はクロアチア代表がとても苦手です。クロアチア代表は小国ながら、タレントが常に輩出されるヨーロッパの強豪。イタリア代表はクロアチア代表と何度も対戦経験がありますが、一度も勝っていません。
カテナチオ
イタリア代表はカテナチオと呼ばれる守備的サッカーが有名です。古くから多くの優秀なディフェンダー、ゴールキーパーを輩出していることがあり、守備的サッカーを展開するチームとしてとても有名ですが、2000年代を過ぎてからは攻撃的なサッカーを展開するようにもなってきています。
ビッグ3
イタリア代表は、ブラジル代表、ドイツ代表と並んでワールドカップの3強と言われています。この三カ国は複数の優勝経験があり、常に世界のトップレベルと言われているのです。しかし近年はイタリアが特に弱体化してきています。
2006
イタリア代表のワールドカップ優勝歴は複数回ありますが、そのなかでも2006年大会は、従来の守備的サッカーではなく、攻守のバランスを重んじたとてもアグレッシブなサッカーを展開し、見事ワールドカップ優勝を果たしました。メンバーは以下になりますが、当時のサッカー界の中では世界最高峰のメンバーを揃えておりました。
イタリア代表はなぜ弱くなったのか？
イタリア代表は2020年のユーロで優勝をしています。しかしワールドカップには出場できないことも増えてきています。イタリアには何が起こっているのでしょうか？海外の強豪国代表でも敗退を繰り返しているのはもうイタリアだけです。FIFAランキングも落ちてきています。欧州予選も苦しんでおり、選手もバロンドール輩出選手も近年いません。ニュースでも取り上げられず評価も落ちています。
選手の質低下
イタリア人サッカー選手は2006年大会を絶頂に、そこから質が落ちてきています。2006年ワールドカップではトニを筆頭に、トッティ、ピルロ、ネスタ、カンナヴァロ、ブッフォン、ザンブロッタなど、一流クラスの選手しかいませんでしたが、2010年代以降は明らかに選手の質が落ちてきていることが分かります。これによりなかなかワールドカップでもユーロでも勝てなくなってきています。 2020年のユーロでは決勝で勝利し、優勝しましたが、栄光の時期はこれだけで圧倒的強さも維持できない状態です。
セリエAの没落
イタリア人サッカー選手のほとんどは世界のトップレベルリーグでもあるセリエAでプレーする傾向にありますが、肝心の国内リーグが衰退しています。ユベントス1強時代が長く、ミランやインテルはFFP導入によって衰退、代わりに台頭してきたローマやナポリなどもUEFAチャンピオンズリーグの舞台では勝てません。また強豪クラブにおけるイタリア人サッカー選手の在籍率も落ちてきています。国内リーグのレベル低下により、イタリア人サッカー選手もなかなか高いレベルで戦えなくなっています。
FW不足問題
イタリアでは世界のトップレベルのFWと言うのが必ずいました。デルピエロ、ロベルトバッジョ、さらにはヴィエリなどの名手が常にイタリアにはいましたが、いまはいません。現在のFWメンバーは、能力的にも凡庸で、欧州でもあまりトップレベルの陣容とは到底言えません。21世紀に入ってから、イタリアは間違いなく最も弱い前線と言っていいでしょう。現状イタリアサッカーの没落と、名選手の引退により再び苦しんでいます。期待感がありません。
若手のサッカー教育
イタリアでは若手のサッカー選手がなかなか出てきません。イタリアではテクニックのスキルアップよりも、ひたすらフィジカルを鍛えることに力を入れていることもあるのかもしれませんが、有望な選手が2010年代以降は特に不足しています。プロクラブの選手選びもテクニックに優れていても、身長が低かったり体がまだ出来上がってなかったりする選手はなかなかプレーする機会がありません。若手はレンタルで2部3部のリーグで経験を積むしか方法がない状況です。若手選手の台頭があまりない状況では代表の強化になかなかつながりません。
イタリア代表を観戦しよう
イタリア代表は色々な動画配信サービスで生観戦が可能となっています。以下の記事でも紹介していますが、興味のある方は登録をしてみてみましょう。
| Channel | Plan | Soccer Contents | URL |
| DAZN | \3750 | 代表チーム 欧州主要リーグ Jリーグ | DAZN |
| Hulu | ¥1026 | フランスリーグ オランダリーグ | Hulu |
| WOWOW | \2530 | UEFAチャンピオンズリーグ UEFAヨーロッパリーグ | WOWOW |
| ABEMA TV | ¥960 | 代表チーム ワールドカップ プレミアリーグ スコットランドリーグ | ABEMA |
| スカパー | ¥429 + ¥2480 | 代表チーム サッカー天皇杯 ブンデスリーガ ラリーガ | スカパー！ |
| J SPORTS | \1100 | FIFAワールドユース | J SPORTS |
コメント