ナショナルチーム:日本代表はなぜ強くなったのか? その理由

National Team

日本代表と言えば親善試合で得点し勝利もできず、かつてプロサッカーリーグもない国でした。1993年のJリーグ開幕当初は欧州から年金リーグと揶揄されていました。しかしそのプロリーグも発展をつづけ、アジアのトップリーグへと成長していきました。成長したのはJリーグだけでなく、日本代表も同様となります。

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日本代表

日本代表は日本男子サッカーのナショナルチームです。日本代表はメディアへの露出も高いため、Jリーグよりも注目度が高く、サッカーファンの多くが注目しています。日本代表の歴史は1917年までさかのぼります。1917年に東京で中華民国との親善試合が最初の活動した試合となります。日本でも日本代表は人気のスポーツコンテンツです。今ではスポーツニュースの情報でもトップランキングの注目度となっています。

チームカラーはなぜ青?

サッカー日本代表のチームカラーはサムライ・ブルーの愛称で親しまれている通り青色となります。ユニフォームの青色は日本の国土を象徴する海と空の青を表しているため青色となります。

ユニフォームになぜカラス?

ユニフォームにカラスが描かれているのはなぜでしょうか?これは八咫烏で神武東征の折、熊野から大和まで道案内をしたといわれる烏と言われています。八咫烏は太陽の化身であり、神武天皇を道案内して勝利へ導いたことから、勝利の象徴としてエンブレムに採用されたのです。

ホーム試合のスタジアム

日本代表がホームスタジアムとして指定するのは浦和レッズがホームスタジアムとして使用している埼玉スタジアム2002が多いです。埼玉スタジアムを使う理由としては勝率が高いことと、サッカー専用スタジアムであることが大きいです。ちなみに埼玉スタジアムのアクセスは悪く、かなり駅から時間がかかります。

日本代表は強くなった

サッカー日本代表は明らかに成長していることが分かります。これは短期的に見ているのではなく、長期的に見て成長しているという意味です。年代を追ってみると、選手のレベルがどんどん上がっていっていることが分かります。最近は国内リーグのレベルが上昇して、海外進出する選手が増え、野球を上回る人気となり、パフォーマンスはエンタメや経済にも影響を与えるようになりました。

1994ワールドカップアジア最終予選

ワールドカップアジア最終予選ではドーハの悲劇が起こりました。アジア最終予選では日本は第4戦終了時点で勝ち点・勝率において「予選グループ1位」となり、初のワールドカップ本戦出場に王手をかけていたのですが、最終戦にて試合終了間際まで2-1でリードしていながらもロスタイムで同点で終わり、ぎりぎりで出場を逃してしまったのです。まだこの時期はプロリーグが発足したばかりと言うこともあり、選手はすべてJリーグ所属の選手で構成されました。

1998ワールドカップ

日本代表にとってワールドカップは高い壁となっていました。1994年ワールドカップ予選ではギリギリで出場権を逃してしまい、ドーハの悲劇を招きました。しかし今度は逆に歓喜の瞬間を迎えます。日本はイランとの出場決定戦において、ぎりぎりで勝ち越しを決めて本大会出場を決めたのです。ただし本高いでは実力不足を露呈。ジャマイカ、クロアチア、アルゼンチンに負けて終わりました。しかしこの大会で注目を浴びた中田は世界最強リーグであるセリエAのペルージャへの移籍を果たしたのです。活躍する中田を追うように、他の選手もヨーロッパリーグへ挑戦する選手が増えていくようになります。

2002ワールドカップ

2002年のワールドカップでは開催国と言うこともありましたが、グループリーグを初めて突破することができました。中田が当時の世界最強リーグであるセリエAでプレーするようになり、徐々に日本人選手がヨーロッパのトップリーグで戦う機会をもらえるようになっていったのです。名波はセリエAのヴェネツィアでプレー、鈴木はベルギーのヘンク、稲本はアーセナル、柳沢はセリエAのサンプドリアでプレーしました。フェイエノールトの小野のような成功事例はありましたが、他の選手は成績は残せず、短期間で退団となっていました。

2006ワールドカップ

2006ワールドカップでは予選を突破し、黄金世代と呼ばれたメンバーが円熟期を迎えており、好成績を期待されましたが、本大会ではオーストラリアに逆転負け、クロアチアにも勝てず、ブラジルに負けました。ネガティブな面が多かった時期ですが、この時期からは中村はセルティックなどで成果を出せるようになり、浦和からは長谷部がドイツのヴォルフスブルクへ移籍をするようになり、レギュラーを取れるようになりました。

2010ワールドカップ

2010ワールドカップは本大会直前に戦術を大きく変更するなど、行き当たりばったりな戦いとなりましたが、蓋を開ければベスト16と言う好成績を収めることができたのです。この時期辺りから日本人選手が次々とヨーロッパリーグで成功を収めるようになります。本田はオランダリーグ、長友はセリエAの名門インテル、さらに内田はブンデスリーガというように名門クラブに挑戦する選手が増えていったのです。それだけに2014年大会はとても期待されました。

2014ワールドカップ

2014ワールドカップのメンバーはインテル、ミラン、シャルケ、ヴォルフスブルク、ドルトムントなど、強豪チームと比べてもそれほど変わらないほどのメンツとなっており、歴代最強チームと言う呼び声もありました。しかし結果は無残にもグループリーグ敗退。これだけのメンバーを揃えても勝てないという現実を思い知らされたのです。当時オープンな打ち合いサッカーをしましたが、それでは勝てないことが露呈されました。

しかし2010年までの引きこもってカウンターしかできない弱者サッカーからの転換を図ることができたのは失敗でしたが、今後に活きることになります。それは2018年大会で証明されることになりました。

2018ワールドカップ

2018ワールドカップでは西野監督になり、元々ガンバ大阪でも打ち合いサッカーをしていたこともあり、2014年と同様のサッカーをすると予想されました。2014年大会と大きく違うのは強豪相手になっても、全く引けを取らない互角の試合をすることができたということ。当時の世界トップレベルであるベルギーと互角の試合をすることができたことは、世界を驚かせました。

さらにこの時期のあたりから、サブメンバーもヨーロッパの主要リーグでプレーする選手が増え始めたのです。ベスト16で終わったとはいえ、いままで引きこもってカウンターでしか勝てないサッカーから転換する兆しが見えたのです。つまり真正面からぶつかっても勝負ができるサッカーへと変貌していきます。

2022ワールドカップ

2022年大会はコスタリカ相手にサブメンバーで挑むなど、相手を舐めた采配をして痛い目にあわされたものの、ドイツとスペインに対して堂々の勝利。これは世界を驚かせました。結果は強豪クロアチアに負けて終わりましたが、ドイツとスペイン相手に勝ったことは大きな経験になりました。

前回大会やこの大会から明らかになったことはJリーグでプレーする選手とヨーロッパ主要リーグでプレーする選手とでクオリティの差が明らかになったこと。逆に言えば、サブメンバーもヨーロッパ主要リーグでプレーする選手になるようになったことで、明らかに選手層が厚くなっているのです。

日本人選手の質が上がっている理由

日本人選手の質は上記でも説明した通り、本当に明らかに向上しています。これは以下のような理由によって次から次へと質の高い選手が生まれてきているのです。

移籍ルートの確立

日本サッカー界はヨーロッパリーグへの移籍ルートを確立できるようになりました。もちろん以前はJリーグからいきなりセリエAと言うルートで、レベル差が大きすぎて挫折してしまう選手が多かったです。いまはベルギー、オランダ、フランスなどのリーグから挑戦する選手が増えており、ここからステップアップでイングランドやスペインに行く選手も増えています。みんな現実的な挑戦ができるようになり、ステップアップができる環境が構築されています。特にベルギーは日本企業がスポンサーになっていることもあり、移籍がしやすい環境になっています。

Jリーグのレベルアップ

Jリーグのレベルは1993年の開幕時に比べたら比較にならないほどレベルが上がっています。1993年当時の日本代表選手が現在の日本代表に選出される可能性はほとんどありません。それくらいレベルが上がっているのです。いまはACLで浦和が何度も優勝できていますが、1990年代はACLで勝てるチームはJリーグにはありませんでした。この点も大きく変わっていっています。

外国人選手の貢献

Jリーグには外国人選手もたくさん入っています。昔のJリーグの外国人選手と言えば、韓国人かブラジル人しかいませんでした。しかしJリーグのクラブも生き残っていくために必死に優秀な外国籍選手を発掘するようになり、いまでは北欧やアフリカからも優秀な選手が来るようになりました。優秀な選手が来ることにより、彼らの文化や経験、技術も日本人選手に伝播し、レベルアップに貢献できるようになりました。

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